私の好きなリッチーの曲(主にギターソロ)BEST10をご紹介します
No.10「Spotlight Kid」
Rainbow後期のアメリカ市場を意識した、キャッチーな方向へ向かっていた頃の曲。軽快なリフと、なんと言ってもギターソロとキーボードソロにおける、クラシカルな互いのユニゾンフレーズがカッコ良い。
No.9「Kentucky Woman」
初期(第一期)DEEP PURPLEによる名演。通算2枚目のアルバム「The Book of Taliesyn」 に収録で、Neal Diamondによるロックンロールのカヴァー。ストラトを使用し始める以前のGibson”ES-335″による軽快なギターソロが心地良い。第二期のイアン・ギランをヴォーカルに従えた音源も残されています。
No.8「Gates Of Babylon」
おそらく海賊版以外ではまともなライヴ音源の残っていない黄金期Rainbowの 曲。壮大過ぎてライヴではほとんど演らなかったのではないかと思います。中東風のスケールからドラマチックに変調するギターソロはもはやアドリブ不可、コピーせざるを得ません(私はコピーすら出来ませんが)。
No.7「Mistreated」
第3期DEEP PURPLEの新ヴォーカル、デイビッド・カヴァデールをフィーチャーした、重くブルージーな一曲。見せ場はアナログテープエコーの利いたリフと、フィンガリングとボリュームポットだけを駆使したバイオリン奏法のソロ。三期PURPLEによるCalifornia Jamでの演奏も良いですが、ロニー・ジェイムス・ディオが歌う黄金期Rainbowのライヴ版が好きです。
No.6「Kill the King」
Rainbowを代表する曲と言っても過言ではない、黄金期のオープニングナンバー。スタジオ盤のアルペジオもさることながら、ライヴにおける”Over the Rainbow”~雷鳴の如く響き渡るイントロがお薦めです。ロニー・ジェイムス・ディオのヴォーカルとコージー・パウエルのドラムも圧巻です。
No.5「A Light in the Black」
「Gates Of Babylon」同様、黄金期を迎えたRainbowによる壮大でドラマチックな名曲で、通算2枚目となる「Rising」に収録。やはりまともなライヴ映像は残っていないと思われます。キーボードとのユニゾンフレーズがカッコ良いのは言うまでもなく、ヴォーカルのロニー、ドラムのコージーをはじめとする全員の鬼気迫るパフォーマンスは必聴です。
No.4「Wring that Neck」
「Kentucky Woman」同様、 第一期DEEP PURPLEの 「The Book of Taliesyn 」に収録されたインストゥルメンタル曲。リフは速すぎて、私にはすべての音が完璧には聞き取れていないと思われます。第一期の曲ですが黄金期(第二期)でのパフォーマンス映像が残っており、これがまた素晴らしい。リフのみならず、Gibson “ES-335″をアドリブで弾き倒す雄姿をご覧ください。
No.3「LAZY」
黄金期である第二期DEEP PURPLEの名盤「Machine Head」に収録された、ちょっとJAZZっぽいシャッフルビートの曲。 この曲に限りませんが当時DEEP PURPLEは毎晩のように同じ”曲”を演奏していたのでしょうが、二度と同じ”演奏”はしなかったそうです。 この曲については複数のライヴ音源が残されており、アドリブギターソロを含む”1度限り”の完璧なパフォーマンスを複数聞く事ができます。
No.2「BURN」
私がDEEP PURPLEにのめり込む最初のキッカケとなった曲。聞いていて”単純に”カッコ良いです。いくつかの音源が残されていますが、私が好きなのは最初に耳にしたスタジオ盤。流れるようなギターソロの入りはスタジオ盤が一番です。 映像は伝説のCalifornia Jamのオープニング。
No.1「Highway Star」
何と言っても黄金期の「Highway Star」です。「LAZY」同様、この曲については再結成PURPLEを含む比較的多くのライヴ音源が残されており、その中でも私が一番好きなのはやはり黄金期の1972年8月16日、大阪城ホールでの名演が納められた「Made In Japan」のもの。速弾きもさることながらトーンのウォームさがたまりません♪
番外編「First Movement(Allegro)」
結局10曲だけには絞り切れず(^^;) 。特に黄金期となった第二期DEEP PURPLEの「Speed King」、「Child in Time」、「Strange kind of woman」、「Black Night」、「Smoke on the water」等、名曲・名演は数え切れません。
その中でも特筆しておきたいのが 「Concerto For Group And Orchestra」 。結成したばかりの第二期DEEP PURPLEと Royal Philharmonic Orchestraとの共演。
ハモンドオルガン(キーボード)奏者のジョン・ロードの強い希望により、リッチーをはじめ他メンバーは嫌々ながらオーケストラと共演したそうですが、そこでリッチーの魅せたギターソロはまさに圧巻です。特に第一楽章「First Movement(Allegro)」のソロが好きです。心配そうなジョン、困惑する指揮者、怪訝そうなオーケストラメンバー、その中にもリズムを取りながらにこやかに見守る奏者がいたりするなか、 当初1分程度の予定だったギターソロをアドリブで4分近く弾き倒すリッチー。その雄姿はまさに鬼神の如く。