リッチー・ブラックモアに傾倒しストラトキャスターを手に

 当時は手軽に動画が見られるYouTubeなど無い時代でしたが、次第にDEEP PURPLEのライヴ盤を聞き、ライヴ映像を観るようになり、新宿の専門店で海賊版を買い漁り、益々DEEP PURPLEにのめり込む一方、そのギタリストがRitchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)という人だという事を知り、”リッチー・ブラックモア―”その名前からしてミステリアスでカッコ良い彼について色々と調べます。

大学生の時に何度も読み漁った書籍
シンコーミュージック 
「天才ギタリスト Ritchie Blackmore」
1998年9月20日 初版発行

 やがて彼の歩みを追いDEEP PURPLE脱退後の新バンド”Rainbow”へ。その中で、いつも彼の弾いているギターそのものに興味を持ちます。その時代時代によって仕様は変遷していますが、リッチーがいつも弾いているギター、それはFender社のStratocaster(ストラトキャスター)なのでした。

 大学1年生の当時、分割払いのローンを組んで15万円くらいのFenderUSAのストラトキャスターを手に入れます。併せて、ZO-3はアンプ内蔵でしたが本物のストラトはアンプ内蔵のハズもなく、やはり憧れだった”Marshall”のコンボアンプ(10ワット)を購入したのでした。昼夜を問わず、DEEP PURPLEやRainbowの曲を弾きまくったのは言うまでもありません。なお、当時の住まいは集合住宅であったため、夜中に弾いていると通報されて何度も警察が駆け付けた事は苦い記憶です。。

  その後社会人となり、ある程度自由にお金を使えるようなると更に何本かのストラトと何台かのMarshallを入手。ストラトは購入したまま使用するのではなく、リッチー仕様とそのトーンを目指すべく、ピックアップ(音を拾うマイク)やマシンヘッド(糸巻)、ボリュームポッドやトーンポッドなど、いろんなパーツをとっかえひっかえして、また指板を削るスキャロップ加工(※詳しくは後述)を施したり、ハンダゴテを使って配線を変えてみたり、様々なモディファイを楽しむのでした。

初めて手にしたFenderUSAのボディ
ネックもアッセンブリーもすべて交換済みだが
このボディだけは現役メインギターとして活躍中
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